四条河原町。京都一の繁華街から少し路地に入り、そしてまた更なる小径に入り込むと、そこはかつて裏町として栄えた「柳小路」。長く寂れていたが、近年若い人向けのアパレルショップなどが立ち並び活況を呈してきた。そんな中にオープンしたばかりの「御二九と八さいはちべー」はホルモン料理が名物の店。とはいってもそこはやはり京都。ワイルドなホルモンがここまで繊細な料理になるのか、と誰もが驚くほどに洗練されたホルモン
御二九と八さいはちべー... の続きを読む
御門は、宮家と一般との接点ともいえ、公家や御用絵師、御用達商人など、往時はみなこの御門から出入りしたと言われている。因みに現在、天皇家の方々が御所に入られる際は、丸太町通の「堺町御門」からと決められている。いずれにしても、上、中、下と「立売」と名が付く通りが三本もあるから、さぞや京都の街には多くの屋台や露天商が存在したのだなあと思うが、逆に疑問も生じる。御所という特別な場所の近くに、或る意味で得体
御所の周りに露天商?... の続きを読む
二の瀬を越え、市原辺りから分かれ道に入る。もっともタクシーのドライバーなら先刻承知。まかせておけば連れていってくれるのだが。さて、「実相院」。鎌倉時代に作られた「不動明王」を本尊とする門跡寺院だ。門跡寺院とは、天皇家ゆかりの住職を抱く格式高い寺のことで、元は洛北・紫野、後に京都御所近くにあったが、応仁の乱の戦火を避けて岩倉の地に移ったとされている。ここでの見所は二つの庭とそれに連なる「借景」。そし
実相院は寺院の象徴... の続きを読む
和の装いと言えば、二〇一〇年一〇月に開業したザ・キャピトルホテル東急もまた、和の趣をたっぷりと含んでいるところが大きな特色になっている。二五一室のうち一四四室を数える四五平方メートルの標準客室には、浴室との間仕切りに大きな障子戸が用いられている。その客室の構造が珍しい形になっている。普通、ホテルの客室と言えば、長方形が基本形になるが、こちらでも庭のホテル東京と同様、ほぼ正方形になっていて、ベッドの
正方形の客室が理想形?... の続きを読む
すぐ右手の安土城考古博物館は、こういう歴史公園であるならば立ち寄らない手はない。自転車置場にしっかり鍵をかけて駐輪し、中に入ってチケットを購入する。展示は弥生の頃から近世まで幅広く、その内容の充実ぶりに舌を巻く。東国から来た私など、西国の歴史の厚みを実感するのだ。とてもひとつの町がやっている博物館とは思えないほどである。歴史に詳しいDさんが言うように、やはり数世紀分くらい蓄積が違う感じがする。感嘆
沙沙貴神社を目指す... の続きを読む